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ホームページ公開後に集客できないと悩む前に確認すべき検索順位とアクセスの段階

2026年12月に検証予定

屋外のコンクリートの階段を下から見上げた様子。下から2段目の割れ目に、小さな緑の芽が育っている。左側には「集客には段階がある」と書かれている。
ホームページは公開した日から集客するとは限りません。どの段階で止まっているかを先に見ます。

ホームページを公開したものの、期待したような集客効果が得られず、焦りを感じている担当者は少なくありません。しかし、ホームページは公開したその日から集客ができるとは限りません。検索結果に載る、順位が上がる、クリックされる、という明確な段階が存在します。どの段階で施策が止まっているのかを正確に見極めないまま「集客できない」と判断してしまうと、改善すべき箇所を間違え、無駄な労力を費やすことになります。本記事では、公開直後のサイトで発生している実際のデータを基に、現状を正しく把握し、適切な対処法を導き出すための分析方法を解説します。

この記事を3行で解説

  • ホームページの集客には、検索結果への掲載、順位の上昇、クリックという段階があります。
  • 公開直後のサイトでは、検索エンジンに認識されていても、クリックされる順位に達していない場合があります。
  • どの段階で問題が発生しているかを特定せずに改善を試みると、直す場所を間違える原因になります。

ホームページ公開直後に集客できないと悩む前に知るべき段階

ホームページは、公開した日からすぐに集客できるとは限りません。検索結果に載る、順位が上がる、クリックされる、という段階があります。どの段階で止まっているかを見ないまま「集客できない」と判断すると、直す場所を間違えることになります。

ホームページの集客プロセスを分解すると、まずは検索エンジンにサイトの存在を認識させ、検索結果に表示させることが最初の段階となります。次に、表示されたサイトの掲載順位が上昇し、ユーザーの目に留まりやすい位置に表示される段階へと移行します。そして最終的に、検索結果画面でユーザーにクリックされ、サイトへの訪問が発生するという段階に達します。これらの段階は順序を追って進みます。検索結果に表示されていない段階で、クリックされやすい文言に直しても、増える先がありません。

したがって、アクセスが集まらないという課題に直面した際には、単に「集客できない」と判断するのではなく、自社のサイトが現在どの段階で停滞しているのかをデータに基づいて特定する必要があります。この段階の特定を怠ると、例えば「検索結果に表示すらされていない」状態であるにもかかわらず、クリック率を高めるための文言修正を行うといった、的外れな対策を講じてしまうことになります。

Miravitaの公開初期におけるアクセスデータ分析

具体的な事例として、2026年8月に自社のコーポレートサイトを公開したMiravitaのデータを見ていきます。公開からおよそ5週間が経った時点で、直近28日間にあたる2026年8月31日から9月27日までについて、Google Search Console とアクセス解析の数値を確認しました。

Google Search Console は、検索結果にそのサイトが表示された回数とクリックされた回数を記録する仕組みです。この28日間において、Miravitaのサイトが検索結果に表示された回数は75回、クリックされた回数は5回、平均の掲載順位は12.2位でした。

この数値を詳細に分析すると、5回のクリックのうち3回は「miravita」という社名での検索によるものでした。一方で、社名を含まない検索語でクリックされた回数は0回という結果でした。

また、アクセス解析の側では、この28日間の訪問は合計21件でした。その内訳は、直接アクセスが18件、SNS経由が2件、検索経由が1件となっていました。これらのデータから、公開直後のサイトにおけるユーザーの流入経路や、検索エンジン経由でのアクセスの実態が浮き彫りになります。

週ごとの推移から見える表示回数とクリック数の乖離

さらに、この28日間のデータを週ごとに細分化して推移を確認することで、より詳細な状況が見えてきます。週ごとの表示回数は、1週目が9回、2週目が15回、3週目が40回、4週目が11回でした。

同じ期間における週ごとのクリック数は、1週目が3回、2週目が1回、3週目が1回、4週目が0回でした。

この推移を比較すると、表示回数は3週目まで増加しているものの、クリック数は逆に減少しているという乖離が発生していることが分かります。表示回数が増えているということは、検索結果に露出する機会自体は増えていたことを意味しますが、それが実際のアクセス(クリック)に結びついていないという課題が、週ごとのデータ推移から明確に読み取れます。

公開された9本の記事における検索順位の現状

次に、サイト内に公開されていた個別記事のパフォーマンスについて確認します。この期間中、サイトには9本の記事が公開されていました。

これら9本の記事のうち、28日間の表示回数が15回に達した記事が1本ありました。その記事のクリック数は0回、平均順位は13位でした。

さらに、公開されていた記事のうち3本は、平均順位が20位より下となっており、検索結果の2ページ目より後ろに出ている状態でした。

これらの個別記事のデータからも、記事が検索エンジンに認識されて表示はされているものの、ユーザーが実際にクリックして閲覧するような順位には達していないという共通の傾向が見て取れます。

「見つからない」と「クリックされない」の対処法の違い

以上のデータから、公開直後のMiravitaのサイトで起きていたのは、「検索エンジンに見つけてもらえていない」という状態ではなく、「見つかってはいるが、クリックされる位置にいない」という状態であったことが分かります。

表示回数が発生しているということは、検索エンジンにはすでに認識され、検索結果に載っているということを示しています。しかし、平均順位が12.2位であるということは、多くの場合において検索結果の2ページ目に出ている状態を意味します。

「検索エンジンに見つけてもらえていない」状態と、「見つかってはいるが、クリックされる位置にいない」状態とでは、講じるべき対処法が全く異なります。前者の場合は、サイトの構造やサイトマップの問題に対処する必要があります。一方で、後者の場合は、検索順位の向上や、検索結果に出る文言の問題に対処することになります。

このように、自社のサイトが抱えている課題がどちらにあるのかを正確に区別した上で、適切な施策を選択することが重要です。ホームページの改善を進める具体的な手順や施策の設計については、こちらのホームページ運用の進め方をご確認ください。

今後の検証計画と判断基準の設定

ホームページの運用では、施策を実行するだけでなく、あらかじめ成果の判断基準を決めておくと、後から振り返れます。

Miravitaでは、2026年12月末にGoogle検索からの訪問が月20件に届かなければ、記事のテーマ選びが外れていたと判断する条件をあらかじめ決めています。そして、2026年12月末に同じ数値を測り直して比べる予定です。このように、明確な期限と数値目標を設定しておくことで、施策の成否を客観的に評価し、次の改善ステップへと進むことが可能になります。

自社サイトの構築や運用の実績については、こちらのWebサイト制作実績で紹介しています。また、現在のサイト状況に関するご相談や、具体的な改善策のご提案については、こちらの個別相談窓口からお問い合わせください。

よくある質問

Q1. ホームページを公開した直後にアクセスが集まらないのはなぜですか?

A1. ホームページは公開した日からすぐに集客できるとは限らず、検索結果に載る、順位が上がる、クリックされる、という段階を経る必要があるためです。公開直後はこれらの段階の途中にいることが多く、アクセスが少ない状態になります。

Q2. 検索結果に表示されているのにクリックされない場合、どのような原因が考えられますか?

A2. 平均順位が低く検索結果の2ページ目以降に表示されていることや、検索結果に表示される文言がユーザーの求める情報と合致していないことが原因として考えられます。この場合は、順位の向上や表示文言の改善が必要になります。

Q3. 施策の効果を測定し、改善の判断を下すタイミングはどのように設定すべきですか?

A3. あらかじめ具体的な数値目標と期限を決めておくことが重要です。Miravitaでは、2026年12月末にGoogle検索からの訪問が月20件に届くかどうかを基準として、記事のテーマ選びが適切であったかを判断する予定です。

WRITER

山下 生真

Miravita代表。日本とフィリピンで制作と事業支援に携わり、経営・ディレクション・デザイン・開発・マーケティングを横断して担当。

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